糖尿病とわたし。

糖尿病の私の生活と、時たま糖尿病関係無い話題も。

突然の糖尿病宣告。
生活がガラリと変わりました。
そんな私の日々の日記です。

父と私 その2

苦手で実家へ行く事を遠ざかっていたけど、
同じ病気になる事により、実家へ行く回数が増えてきたこの頃。


三回目の受診も終わり、薬も減って、まだまだ絶好調爆進中だった私。


油断していました。
のこのこと実家へ行った、2016年12月中旬。


行く前に今から行ってもいいか電話をするのですが、
声がちょっと暗い感じでした。


で、実家に行きました。


兄嫁が盲腸で入院した話になって、病院代の話になって、
保険入ってないから大変だったって話になって


「お前保険幾ら貰ったんだよ!!」となりました。


入院中、私が貰う保険金を気にしていた父。


退院して、報告した時には普通に
「それで生活足りるの?大丈夫?」と心配した父。


で、またまたお金の話を蒸し返す父。


「この前報告したよ。お金の話何度もしたくないよ。」
と言ったら怒る怒る。


なのでもう一度、説明しました。
入院にもお金かかったし、休んだ分パートなので給料出ないし、
今まで安い炭水化物ばかりの食生活を辞めたら、食費が凄い事になるし、
保険金と、貯金で何とかやれましたが


父は恐らく、保険料で大儲けしたと思ったのですかね。


とても不愉快な気持ちになりましたが、何とか気を取り直して
お互いの身体の話に持っていきました。


私は薬が減った事、HbA1c5.7だった事を報告しました。


そしたら父の一言
「何で毎月病院通っているの?行く必要ないじゃん」
バカじゃないの?みたいな感じで言われました。


え?何言ってるの?と思いました。
HbA1cが5.7は正常値じゃん。
何で病院行くの?
って思考なんでしょうけど


あくまで食事と運動と薬でここまで下げた訳で、
完治しない病気じゃないですか。


毎月行って、薬が合っているか、この生活でいいのか
運動でいいのか、食事でいいのか


やっていかないと、ダメじゃん。
お父さんも糖尿病なのに、何言ってるのだろう。


てか、喧嘩口調でもうイライラしました。
私が何言っても否定的。


あ、駄目だ、これ以上いると、もうここには来れなくなる。
と思いました。


そそくさと荷物をまとめて、帰る事にしました。
玄関で靴を履いている私の背後から、父の声。


「お前この前、低糖質のどらやき持ってきてくれたじゃん?」


その後に続く言葉は何だと思いますか?


正解は・・・・・・・・。
「あれ、もう二度と持って来なくていいからね!
あんな物不味くて食えたもんじゃないから。」
でした~~~~~~~~!!!!


はぁ~~~~~???
それ言う?いちいち言う?


ここ最近近づいて来た気がしていたのは、気のせいでした。
家族であっても、親であっても分かり合えない事もある。


同じ病気であっても。


自分は病気を言われた時から、もうお菓子とかジュースとか、
お酒とか、もう色々色々・・・。
一生食べられないのかと思いました。


でも、例えばビール。
アルコール・糖質・カロリー全部ゼロのビールテイストの商品があります。


健康な時は、とても不味いと感じたその商品。
てか、そこまでして、ビール飲むか?
と思ったりしていました。


でももうビール飲んではいけません。
てなった時に、休みの前とかに飲みたくなるんです。


元々お酒好きな方ではないのに不思議です。


そんな時にこのゼロのドリンクを飲んだ時の美味しさは凄かった。
私にも飲めるビールがある!


もうこの製品作ってくれている会社に、感謝の手紙書こうと思うくらいでした。


でも父は同じ糖尿病でも、普通にケーキとか食べている人でした。
HbA1cも8とか9とか。


まあいつも美味しいケーキ食べていたら、
おからと、ラカントで作ったどら焼きとか美味しくないでしょうね。


ああ分かり合えない。
泣きながら帰り、ああこのままじゃもう実家に行けなくなる。


もしかしたら、父は何かあったのかもしれない。
自分のHbA1cが下がらないのに、私が簡単に下がっているように感じたのかも知れない。


勇気を出して電話してみました。
「もしもし、お父さん?
さっき、お父さんいつもと違う感じ、嫌な感じしたんだけど何かあったの?」


はい、


お父さん自分の言ったこと全部覚えていませんでした。
何が?じゃないよ。もう。







×

非ログインユーザーとして返信する